移動平均線:SMAとEMA
移動平均線は、一定期間の平均価格を計算することで価格データをならし、日々の細かなノイズの中から全体的なトレンドを見えやすくするものです。
単純移動平均(SMA)
SMAは選んだ期間内のすべての価格を同じ重みで扱います。日足チャートの20期間SMAは、直近20日間の終値の平均であり、新しい日が確定するたびに計算し直されます。
指数平滑移動平均(EMA)
EMAは直近の価格により大きな重みを与えるため、同じ期間のSMAより新しい値動きに速く反応します。このため、現在のモメンタムに敏感な移動平均を求めるトレーダーに好まれています。
トレーダーの使い方
移動平均線は、トレンドの方向を判断する(価格が移動平均より上なら上昇トレンド、下なら下降トレンド)ために、また動的なサポート・レジスタンスとしてよく使われます。50期間と200期間のように長さの異なる2本の移動平均のクロスも、トレンド転換のシグナルとして使われます。
期間の選び方
10や20のような短い期間は反応が速い一方、方向感のないもみ合い相場ではダマシが増えます。100や200のような長い期間はよりなめらかで大きなトレンドの判断に向きますが、実際の変化への反応は遅くなります。
ポイント
移動平均線は将来を予測するものではありません。チャートを一目見たときにトレンドの方向や反転の可能性を捉えやすくなるよう、過去をまとめて示してくれるツールです。
