ゴールデンクロスとデッドクロス:移動平均が出すシグナル
ゴールデンクロスとデッドクロスは、長期的なトレンド転換の可能性を示すシグナルとして広く注目される移動平均のクロスパターンで、最も一般的には50期間と200期間の移動平均が使われます。
ゴールデンクロス
ゴールデンクロスは、短期の移動平均(通常は50期間)が長期の移動平均(通常は200期間)を上抜けたときに発生します。広く強気のシグナルと解釈され、上昇トレンドへの転換の可能性を示唆します。
デッドクロス
デッドクロスはその逆で、短期の移動平均が長期の移動平均を下抜けたときに発生します。広く弱気のシグナルと解釈され、下降トレンドへの転換の可能性を示唆します。
注目される理由
移動平均は複数期間の価格をならしたものなので、長期の移動平均同士のクロスは、一時的な短期の値動きではなく、平均価格の大きく持続的な変化を反映しています。また、非常に多くの市場参加者が注目しているため、広く報じられるというだけで市場心理に影響を与えることもあります。
主な限界
どちらの移動平均も過去の価格データにもとづくため、ゴールデンクロスやデッドクロスは遅行シグナルです。それが現れる頃には、元になった値動きのかなりの部分がすでに進んでしまっていることがあります。
ポイント
ゴールデンクロスとデッドクロスは、大まかな長期トレンドを確認するツールとしては有用ですが、本質的に反応が遅くなります。より早いシグナルを求めるトレーダーは、反応の速い指標やプライスアクション分析と組み合わせるのが一般的です。
